こんにゃくゼリーに安全指標決定 「直径1センチ以下」「弾力性を小さく」
こんにゃくゼリーの窒息事故防止策を検討していた消費者庁の研究会は
直径を1センチ以下の大きさにするなどの安全の指標を正式に決めた。
同庁は年内に製造業者に対し、指標に沿った商品に早期に改善するよう要請する。
一定期間をおいた後でも改善されない場合は、消費者安全法に基づき、
業者名を挙げて注意喚起する方針。
指標では、大きさは気管より小さい直径1センチ以下にするか、
逆に一口で飲み込めないほど大きくすることを求めた。
また、性質については、弾力性を小さくしたりかみ切りやすくすることが必要だとした。
食品の硬さや形状については法規制も検討されてきたが、
末松義規消費者担当副大臣は22日の定例会見で、
「法規制を否定はしないが、直ちに法規制になるものではない」と述べ、
法規制は指標で実効性が上がらなかった場合の手段だとの認識を示した。
研究会に参加した、こんにゃくゼリー製造業者最大手のマンナンライフ(群馬県富岡市)
の永井孝社長は報道陣の取材に、「資料を持ち帰って検討したい」と話し、
改善要請に応じるかは明言しなかった。
研究会座長の向殿(むかいどの)政男明治大教授は
「科学的に窒息リスクを少なくする指標が示された。改善をせず、もし事故が起きたらメーカーは社会的に糾弾される」と話し、自主的な取り組みに期待する考えを示した。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/101222/sty10122...
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